更新型10年更新か30年全期型か…ネット生保の保険期間…ネット生保com

ネット生保の期間…期間10年か期間30年か(更新型と全期型)

10年定期の保険料比較

当サイトも含めて、多くの比較は「期間10年」の定期保険です。保険料を比較するにはこの「期間10年」の定期保険が分かりやすいからだと思います。

下の例は例えば最初のお子さんが生まれた時に収入保障保険を契約したケースです。二人目の子が生まれて「10年間だけ保障を増やそうか」という場合です。

だからといっていつも期間10年の定期保険がいいとは限りません。

「子供のことを考えてこれから10年間だけ死亡保障を1000万円増やす」といった目的が明確な保険の見直しの場合はそれでいいのですが、その保障がその後の保障プランの核となるのであればよく考えないといけません。


期間10年の定期保険は最初は保険料が安くていいのですが、更新するたびに保険料が高くなってしまうことです。もしも10年間限定ではなく「30年の保障が必要」だと思うのであれば期間10年ではなく期間30年の定期保険も検討することです。

なお10年づつ更新していくものを「更新型」、30年等長期の保険で更新のないものを「全期型」と呼ぶことも多いようです。特に従来型の大手生保ではそのような言い方をします。

30年間払い続けるのなら30年定期の方が合計額では大きく安くなることが分かります。また10年後に保険料が急増して払い続けられるのでしょうか。それが分かればＯＫです。


もちろん「今は毎月幾らの保険料(2393円)しか払えない」というのであれば、4179円の30年定期ではなく当面は保険料が安く2393円の10年定期にするしかありませんが。

10年後20年後には保険金額を減らすという選択肢もあります。ただ期間10年の定期保険なら10年後に保険料が急増することをしっかり認識して下さい。

10年定期と30年定期の保険料を比較しやすいように年齢別に並べてみました。ここにはありませんが20年定期も検討対象です。

健康体保険料等の更新についての扱い

保険会社によって扱いが違いますから注意して下さい メットライフアリコ ソニー生命 30歳契約時　非喫煙や健康体での割引保険料として… 40歳更新時　喫煙やメタボになっていても割引保険料のままです。 ＮＫＳＪひまわり生命…よく理解して 30歳契約時　非喫煙や健康体での割引保険料として… 40歳更新時　標準体の保険料になってしまいます。 割引保険料のためなら40歳更新時に40歳で非喫煙健康体として新契約することになります ネクスティア生命…騙されるな！ 30歳契約時　通常の保険料(割引ではない) 40歳更新時　新契約より高い割増し保険料…更新時は不健康と考えるのでしょうか、通常の新契約よりも高い保険料にしてしまいます。 40歳更新時に「健康チャレンジ」として実質的に新契約すれば「健康チャレンジ」保険料として、少しは安い保険料になります。 ネクスティア生命

よく大手生保の生保レディが販売する生命保険商品が「よくない生命保険」として批判を浴びます。最も批判されているのは「更新型」であることです。つまり10年ごとに保険料が上昇することです。一方で「全期型」と呼ばれる30年は保険料が一定なので安心だ、と呼ばれています。

そして同じ2000万円の保障なら「更新型」の方が保険料が安いということで「更新型」ばかり販売しますし、一部の保険会社の保険商品は「更新型」だけになってしまいました。
そして10年後20年後に突然保険料が上昇して契約者が困ることになりました。「よくない生命保険」議論はそれ以外にもポイントがあるのですが、この「更新型」が問題とされているのです。

これはある従来型生保の保険設計書です。42歳の保険料が13,262円です。それが更新により52歳に25,521円になります。ここには書かれていませんが(あえて書かないようです)、62歳からは98,520円になります。そのことをよく説明しないで(隠して)更新型の生命保険が販売され、それが社会問題にも問題になりました(それ以外に保険の下取り問題もあります)。そして「だから大手生保は問題がある」と言われるようにもなりました。この問題をついて外資系等保険会社等のファイナンシャルプランナーが生命保険の見直しを進めるようになったのです。

ファイナンシャルプランナーの意見では、「更新型は問題が大きい」「更新型より全期型(例えば30年)がいい」というものが多くなっています。もちろんネット生保の場合にはこれら大手生保の商品のように保険料総額も小さいですし、上記設計書のような総合型の生命保険とは違い、医療保険等とは区分されてた単体生命保険ですから見直しもやりすくなっています。自身で10年型と認識して契約するのからまだいいのかもしれません。

しかし10年更新の定期保険と言うのは、そのような問題点を敢えて抱えると言うことになります。

ネット生保でも全く同じ問題を抱えることになります。だから期間10年にするのか期間30年にするのかはよく考えないといけません。


もちろん子が生まれて生活ギリギリと言うのなら、そんな選択肢がないこともあります。その時はその問題を知った上で一番安い10年定期保険を選択するしかありません。

なお期間30年の保険商品がないネット生保では、例えば「65歳満了」といた保険商品を用意しています。30歳契約で65歳満了なら期間35年、35歳契約で65歳満了なら「期間30年」と同じことになります。ただし何歳満了の定期保険には更新がありません。

以下は詳細検討用資料です。必要に応じ下記の表も参考にして下さい不要ならさっと飛ばして下さい。

下の表で、保険金2000万円男性の期間30年の定期保険の場合、ライフネット生命なら保険料は月額4,,866円で30年間の保険料は175万1760円です。
上の欄は月額の保険料で、下の欄はそれを30年間払い続けた場合の保険料合計額です。
「2000万円期間10年を2回更新の場合」は30年ではなく10年の定期保険を契約し2度更新して30年間保険利用払い続けた場合の保険料の合計額です。ライフネット生命で保険金2000万円男性の期間10年の定期保険で2回更新した場合は30年で226万3440円になります。

上の図では「208万3320円ＶＳ150万4410円」となっていますが、これはオリックス生命で30歳の場合です。
どの場合も30年間継続するのであれば期間30年の定期保険が保険料が安くなります。
なお期間30年の商品がない場合は歳満了の定期保険で期間30年になるように設定しています。そして歳満了の場合にはその後に更新がありませんので注意下さい。